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実家の片付けに、いったいいくらかかるのか。
検索してみると、数万円と書いてあるサイトもあれば、100万円を超えたという話も出てきます。
幅がありすぎて、かえって不安になりますよね。
私も、80代の義父母の家を片づけることになったとき、同じところで止まりました。
先に結論を書きます。
義父母の家のものを処分し終えるまでにかかった時間は、2か月。
そのあいだに、時間の許す範囲で自分で売ったものがおよそ8万円になりました。
正直に書くと、売れそうなものはまだ残っていました。
それでも、全部は出し切れませんでした。
この記事は、費用の相場表ではありません。
実際にやってみて分かった「先にやっておいてよかったこと」と、正直な手間を書いた体験談です。
先にお断りしておきます。
この記事で書けるのは「払う前に、いくら戻せたか」のほうです。
間取り別の料金表や、わが家の請求額そのものは扱っていません。
相場だけを知りたい方は、この先は飛ばしてかまいません。
ただ、捨てる前にやっておくと出ていくお金が変わるという話は、相場表には載っていないところです。
実家の片付けで、業者に出す前に自分で売ってみたら8万円になった

結論から書きます。
捨てる前に売れるものを抜いておくと、片づけに出ていくお金はその分だけ軽くなります。
片づけを始めて最初に思ったのは、
「これを全部、お金を払って捨てるのか」ということでした。
ただ、部屋をひとつずつ見ていくと、まだ動くもの・使えるものがそれなりに残っていました。
テレビ。
プリンター。
カメラ。
どれも新品ではありませんし、最新型でもありません。
それでもジモティーとメルカリに出してみたら、少しずつ買い手がつきました。
合計して、およそ8万円。
1点ずつの記録は残していないので概算ですが、想像していたよりずっと大きい金額でした。
ただし、これは家にあったもの全部を売った金額ではありません。
片づけの期限までに、手が回った分だけです。
もしこれを全部まとめて「不用品」として出していたら、どうなっていたか。
8万円が入らなかっただけでは済みません。
処分費を払う側にまわっていたことになります。
実家の片付け費用を調べている方に、いちばん先に伝えたいのはここです。
費用は「いくら払うか」だけで決まりません。
出す前に何を抜いたかで、手元に残る金額が変わります。
古物商の目で見て驚いた「値がつくもの」の意外さ

私は古物商の許可を持ち、中古品の売買にも長く関わってきました。
その目で家じゅうを見ていて、いちばん強く思ったことがあります。
値がつくものと、値がつきそうに見えるものは、一致しません。
実際、古いおもちゃのようなものが1万円になったことがありました。
ふつうなら、真っ先に処分の山に入っていたはずのものです。
もうひとつ。
2007年に発売されたキヤノンのコンパクトデジカメが、12,800円で売れました。
今のスマホのほうが、よほどきれいに撮れる時代の機種です。
効いたのは、出品のときに「動作確認済」と書けたことだと思っています。
電池を入れて、シャッターが切れるかを確かめる。
ひと手間ですが、買う側の安心感がまるで違います。
それから、これも意外でした。
親が商売をしていた家だと、家庭用ではないものも残っています。
義父母の家からは業務用のプリンターが出てきて、2万円になりました。
複写の伝票を刷るための機械で、いまも必要としている人がいます。
「家庭で使うものではないから」と、まとめて処分の山に入れないほうがいいです。
逆に、見た目が立派な家具や食器のセットは、ほとんど値がつきません。
大きくて運び出しにくいものは、むしろ処分費がかかる側にまわります。
親世代の家に眠っているもので、意外と値がつきやすいのは——
古い玩具や模型。
カメラ、レンズ、時計。
着物、和装小物。
作家名や窯元の分かる器。
そして、箱や説明書が一緒に残っているもの。
共通しているのは、「古くて、もう使わなさそうに見えるもの」だという点です。
だからこそ、家族の判断で先に捨てられてしまいます。
迷ったものは、捨てる前に一度だけ査定に出す。
値がつかなければ、断ればいいだけです。
この一手間だけで、ずいぶん救われました。
わが家は、値のつきそうなものを自分でメルカリとジモティーに出しました。
ただ、これは点数が少ない場合の話です。
出品する時間が取れないなら、まとめて査定に出すほうが現実的だと思います。
捨てる前に「値がつくか」だけ確かめる
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着物は特に、見た目だけでは判断できません。
義父母の家から出てきた大量の着物をどう手放したかは、実家を売ったときに出てきた着物の手放し方に書いています。
正直に書きます。全部は売り切れませんでした

ここは、きれいごとを書いても仕方がないので正直に書きます。
義父母の家のものを処分し終えるまでに、2か月かかりました。
そしてその2か月のあいだに私が自分で売れたのは、家にあったもののうちごく一部です。
まだ売れそうなものは、いくつも残っていました。
それでも出せなかったのは、1点を出品するのに思った以上の手間がかかるからです。
商品を清掃・点検する。
写真を撮る。
説明文を書く。
相場を調べて値段を決める。
質問に答える。
梱包する。
発送する。
ジモティーなら、引き取りの日時を相手と合わせる。
1点あたりは、たいした作業ではありません。
けれど点数が多いと、これが延々と続きます。
そして片づけには、期限があります。
建物を引き渡す日も、家族の予定も、こちらの都合では動きません。
結局のところ、時間の許す範囲で出せるだけ出して、そこで区切ることになりました。
その結果が、およそ8万円だったということです。
大きな金額ではありません。
それでも、片づけには必ずお金が出ていきます。
先に売っておけば、その分をそのまま回収や処分の費用に充てられます。
もし同じことをされる方がいたら、いちばん伝えたいのはここです。
全部は売れません。
だから、何を出すかを先に決めてしまうことです。
私が意識したのは、いくらで売れるかよりも手離れの良さでした。
メルカリに出したのは、売れやすくて、梱包と発送が比較的かんたんなもの。
小さくて、箱に入って、送料が読めるものです。
ジモティーに出したのは、送るのが難しい大きなものだけれど、まだきれいなもの。
液晶テレビなどが、これにあたります。
大きなものは、買った人が自分で取りに来てくれます。
送れるものはメルカリ、送れない大きなものはジモティー。
この線引きを先にしてしまうと、1点ごとに迷う時間がなくなります。
逆に、大きいうえに汚れているもの、値のつきにくいものに手を出すと、いつまでも終わりません。
そこは思い切って、処分にまわしたほうが早いです。
いちばん悔しかったのは、新品のバーベキューセットでした
ひとつ、いま思い出しても悔しい失敗があります。
義父母の家に、箱に入ったままの、未開封のバーベキューセットがありました。
一度も使われていない新品です。
売りに出せば、それなりの値がついたはずでした。
ところが、回収の当日。
別の部屋へ移しておくのを、忘れていました。
気づいたときには、ほかの不用品と一緒にトラックへ積まれたあとでした。
作業は、思っているよりずっと速く進みます。
「あ、これは残して」と言う間がありません。
だから、いちばん確実なのはこれです。
業者が来る前に、売るものを別の部屋へ移して、扉を閉めておく。
口で「これは残してください」と伝えるだけでは、当日の流れに巻き込まれます。
特に、実家が遠い方。
仕事や介護を抱えている方。
引き渡しや相続の期限が迫っている方。
この場合は、自分で売るより時間のほうがずっと高くつきます。
自分で売る人・業者に頼む人、どちらが向いているか

| 自分で売る | 業者にまとめて頼む | |
|---|---|---|
| かかる時間 | 1点ずつ手間がかかる(わが家は期限までに出し切れず) | 数時間〜1日で終わることも |
| お金 | 売れた分が手元に残る(販売手数料と送料は引かれます) | 作業料がかかる(買取と相殺できる業者も) |
| 大型のもの | 運び出しが自力では難しい | まとめて出せる |
| 向いている人 | 実家が近い・時間が取れる・数が少ない | 実家が遠い・期限がある・量が多い |
どちらか一方に決める必要もありません。
わが家も、手の回る範囲で値のつきそうなものを売って、残りは手放すという分け方になりました。
むしろ、そうするしかありませんでした。
自分では手が回らなかった分は、業者に引き取ってもらっています。
全部を自分でさばこうとすると、期限に間に合いません。
業者に頼むなら、まず「うちだといくらか」を知ることから

実家の片付け費用をブログや体験談で調べても、結局のところ自分の家がいくらかは分かりません。
金額を大きく動かすのは、この4つだからです。
- 物の量(トラック何台分になるか)
- 間取りと階数(階段しかない建物は運び出しに人手がかかる)
- 搬出経路(前の道が狭いとトラックが横づけできない)
- 家電が何台あるか(後述のとおり別料金がかかります)
同じ「3DK」でも、これで数万円から十数万円は変わります。
だから相場表を眺めるより、実際に見積もりを取ったほうが早いのです。
そして1社だけで決めないこと。
複数社に同じ条件で出すと、金額の幅がはっきり見えます。
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公式サイトによると会員登録は不要で、全国対応、受付は24時間。
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ひとつ知っておきたいのは、契約はぽいみつとではなく、見積もりに来た業者と直接結ぶという点です。
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業者ごとの違いや選び方は、不用品回収業者の比較と失敗しない選び方にまとめています。
遺品整理として頼む場合の費用感は、親の遺品整理で後悔しないための費用と業者選びもあわせてどうぞ。
よくある質問
全部を自分で売ったほうが得ですか?
金額だけを見れば、そうなることが多いと思います。
ただ、現実的には全てを自分で売り切るのはかなり難しいと思います。
わが家も、処分を終えるまでの2か月ではとてもとても出品し切れませんでした。
送れるものはメルカリ、送れない大きなものはジモティーへ。
そこから外れるものは、まとめて手放す。
この分け方が、いちばん現実的だと思います。
エアコンや冷蔵庫などの大型家電はどうなりますか?
エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機の4品目は家電リサイクル法の対象で、処分には別途リサイクル料金がかかります。
ふつうの不用品といっしょには出せません。
見積もりを取るときは、この4品目が何台あるかを最初に伝えておくと、あとで金額が動きにくくなります。
(出典:経済産業省「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)」。対象はエアコン、テレビ(ブラウン管・液晶式・有機EL式・プラズマ式)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)
リサイクル料金は一律ではありません。
品目とメーカーによって金額が違います。
「一般財団法人 家電製品協会 家電リサイクル券センター」のサイトで、品目とメーカーを選ぶと自分の家電の料金が調べられます。
見積書を受け取る前に4品目の台数とメーカーを控えておくと、提示された金額が妥当かをその場で確かめられます。
何から手をつければいいですか?
捨てるものを決めるより先に、「値がつくかもしれないもの」を別の部屋にまとめることをおすすめします。
いったん処分の流れに入ると、判断する間もなく運び出されてしまうからです。
わが家は、ここで失敗しました。
上に書いた、未開封のバーベキューセットの話です。
移し忘れた一箱が、そのまま消えます。
出せなかったもの・売れなかったものはどうしましたか?
時間内に出品できなかったものも、値がつかなかったものも、まとめて手放しました。
すべてを売り切ろうとすると、片づけそのものが終わりません。
引き渡しの期限から逆算して、どこで区切るかを先に決めておくほうが現実的です。
まとめ|順番を変えるだけで、残る金額が変わる
実家の片付けは、気力のいる作業です。
義父母の家も、簡単ではありませんでした。
ただ、やることの順番はシンプルでした。
- 値が大きくなりそうなものを、先に分ける
- 迷ったものは、捨てる前に査定に出す(断ってよい)
- 送れるものはメルカリ、送れない大きなものはジモティーへ
- 出し切れなかった分と残りは、複数社の見積もりを比べてまとめて頼む
いちばんもったいないのは、迷ったまま時間だけが過ぎることです。
そして次にもったいないのが、値のつくものを確かめずに出してしまうことでした。
まずは「うちだといくらか」を知るところから。
見積もりも査定も、無料です。
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