高齢者 見守りサービス16社を比較|駆けつけ・センサー・宅食の6タイプと料金【2026年版】

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

リビングのローテーブルに並んだ据え置き型の見守り機器・ペンダント型の緊急ボタン・プラグ型センサー(高齢者 見守りサービス16社を比較した記事のアイキャッチ)
高齢者向けの見守りサービス16社を、各社公式サイトの記載だけで同じ項目に並べ直しました。

親の家に電話をかけて、出ない。
「買い物かな」と思いながら、もう一度かける。
そんなことが続くと、見守りサービスを調べ始めることになります。

ところが調べると、警備会社、センサー、カメラ、電球、お弁当、電話——種類が多すぎて、どれが自分の親に合うのか分からなくなります。
料金も「月額◯円から」の書き方がばらばらで、そのまま並べても比べられません。

この記事は、高齢者向けの見守りサービス16社を、各社の公式サイトの記載だけで同じ項目に並べ直したものです。
先に「親に何が起きたら困るのか」で6つのタイプに分け、そのあとで料金と駆けつけの有無を一枚の表にしました。

📌 先に結論(30秒まとめ)
・倒れたときに人に来てほしいなら「駆けつけ型」。ALSOKみまもりサポート(レンタル月額2,838円)とセコム親の見守りプラン(レンタル月額5,610円)が中心
・毎日の様子だけ知りたいなら「センサー型」。auかんたん見守りプラグ(月額539円)、まもりこ(月額550円)、MANOMA(月額3,278円)は回線や工事の要らないものが多い
・機械を嫌がる親には「訪問・宅食型」。郵便局のみまもり訪問(月額2,500円)、クロネコ見守り(月額1,738円)、ワタミの宅食のあんしんサービス(月額300円〜)
・料金はすべて税込・2026年9月時点の公式記載。機器の数や家の条件で変わるので、確定させるには資料請求か見積りが必要です

内閣府の「令和7年版高齢社会白書」によると、65歳以上で一人暮らしをしている人の割合は、令和2年で男性15.0%、女性22.1%。
令和32年(2050年)には男性26.1%、女性29.3%になる見込みです(内閣府 高齢社会白書 第1節 高齢化の状況(3))。
親が一人で過ごす時間は、これから長くなる一方です。

ジャズ
ジャズ

見守りって、結局カメラを付ける話でしょ。
母は絶対に嫌がると思う。

ロック
ロック

僕も最初はそう思ってた。
でもカメラ以外に5つも種類があるんだよ。
義父が玄関で転んで救急車を呼んだとき、電話したのは義母で、家には何もなかった。
あのとき欲しかったのは映像じゃなくて、「押せば人が来る」仕組みだったんだ。

玄関で転んだあとに家で何を変えたかは、転倒して起き上がれないときの記事に書いています。
ここからは、見守りサービスそのものを整理していきます。

高齢者 見守りサービスは6タイプ|「親に何が起きたら困るか」で選ぶ

ダイニングテーブルに扇状に並べた見守りサービス6社のパンフレットと老眼鏡(高齢者 見守りサービスの6タイプの選び方)
会社名より先に「困りごと」で型を決めると、候補が3社ほどに絞れます。

見守りサービスは、会社名より先に「型」で分けると、急に見通しがよくなります。
各社の公式サイトを読み比べると、高齢者向けの見守りは次の6つのタイプに分かれます。

高齢者見守りサービスの6タイプ(各社公式の説明を型で分けたもの)

① 駆けつけ型

ボタンを押す、または動きがないと、警備員が家に来る。ALSOK・セコム・全日警。倒れたときに人に来てほしい家庭向け

② センサー型

コンセントや人感センサーで生活の動きを家族のスマホに知らせる。auかんたん見守りプラグ・まもりこ・MANOMA。毎日の様子を知りたい家庭向け

③ カメラ・会話型

映像で確かめる、または声をかけ合う。Echo Show・ユーコとヨーコ・みまもりCUBE・BOCCO emo・ユピ坊。顔を見たい、話したい家庭向け

④ 訪問・電話型

人が会いに行く、電話で体調を聞く。郵便局のみまもり訪問・みまもりでんわ・クロネコ見守り・ヤクルト。機械を嫌がる親向け

⑤ 宅食型

お弁当を届けるついでに様子を見る。ワタミの宅食。食事の心配も一緒にある家庭向け

⑥ 自費の訪問介護

必要なときだけ介護士に来てもらう。イチロウ。見守りの先に、手助けそのものが要る家庭向け

選ぶときの順番は、会社を見る前に「困りごと」を一つ決めることです。
下の表で、いちばん近い行を探してみてください。

親に起きたら困ること向くタイプこの記事で見る章
倒れて動けなくなる。救急車を呼べない① 駆けつけ型駆けつけ型の比較 ▶
元気かどうかを毎日それとなく知りたい② センサー型センサー型の比較 ▶
顔を見て安心したい。話し相手がいない③ カメラ・会話型カメラ・会話型の比較 ▶
機械は嫌がる。人と会う機会を増やしたい④ 訪問・電話型訪問・電話型の比較 ▶
食事が偏っている。台所が心配⑤ 宅食型宅食型の比較 ▶
見守りだけでは足りず、通院や家事の手が要る⑥ 自費の訪問介護イチロウ ▶

高齢者 見守りサービス 比較表|16社の月額・初期費用・駆けつけの有無

まず全体を一枚の表で並べます。
金額はすべて税込で、2026年9月時点に各社の公式サイトに書かれていた代表的なプランの値です。
公式に書かれていない項目は「記載なし」としています。
会社は16社で、郵便局は訪問と電話の2つのサービスがあるため17行あります。
プランが複数ある会社は、代表的な1つだけを載せました。
ほかのプランは、それぞれの章と各社の記事で確かめられます。

サービス月額(税込・代表)初期費用(税込・代表)駆けつけ契約の縛り
① 駆けつけ型(倒れたら人が来る)
ALSOK みまもりサポート2,838円(レンタル)13,365円あり(緊急ボタンは追加料金なし)当初5年→1年更新
セコム 親の見守りプラン5,610円(レンタル)工事54,890円+保証金20,000円(返却あり)あり当初5年→1年更新
全日警 みまもりプラン3,993円(レンタル・モデルプラン)工事33,000円+保証金20,000円あり(出動料は原則なし)5年→1年更新
② センサー型(毎日の様子をスマホへ)
ソニー MANOMA 親の見守りセット3,278円(2か月目以降。利用開始月は初期費用1,650円のみ)1,650円オプション(セコム・1回5,500円)なし
au かんたん見守りプラグ539円(初月無料)機器8,800円(新規50%OFFで4,400円・終了日未定)オプション(セコム・1回5,500円)記載なし(月ごと自動更新)
ネコリコ まもりこ550円(1か月無料)本体9,900円(人感センサー)なし(スマホに通知)なし・解約金なし
③ カメラ・会話型(顔を見る・話す)
ラムロック みまもりCUBE5,390円(ライト・2026年2月時点)3,850円なし(画像付きメール)1年(未満の解約は違約金)
トライゲート ユーコとヨーコ4,950円〜0円なし(会話ボタン)2年
Amazon Echo Showなし(本体17,980円〜47,980円。Wi-Fiの費用は別)本体代のみなしなし
ユカイ工学 BOCCO emo0円(Wi-Fi版・本体52,800円)/2,970円(LTEレンタル版)52,800円/0円なしなし/最低4か月
ユピテル ユピ坊なし(本体73,480円)本体代のみなしなし
④ 訪問・電話型(人が会いに行く・電話で聞く)
郵便局 みまもり訪問サービス2,500円(月1回)記載なしなし(オプションで月880円〜+1回5,500円)公式ページに記載なし
郵便局 みまもりでんわサービス1,070円(固定電話)/1,280円(携帯電話)記載なしなし公式ページに記載なし
ヤマト運輸 クロネコ見守りサービス1,738円0円代理訪問(訪問して状況を確認・追加料金なし)なし(毎月自動更新)
ヤクルト 愛の訪問活動記載なし(自治体経由)記載なし記載なし—
⑤ 宅食型(お弁当と一緒に様子を見る)
ワタミの宅食 あんしんサービス300円〜1,000円(みまもり付きプランは1,100〜1,500円)記載なし提携先が在宅確認(月1回無料)記載なし(日割りなし)
⑥ 自費の訪問介護(必要なときだけ手を借りる)
イチロウ時間制:日中3,740円/時間〜+交通費990円/回0円—(予約して来てもらう)記載なし

出典:各社公式サイト(2026年9月時点。ラムロックのみ公式サイトが確認時に整備中だったため2026年2月時点の公式記載)。機器の数・家の構造・キャンペーンで金額は変わります。

表を見て気づくのは、「月額が安い」と「倒れたときに来てくれる」は別の軸だということです。
センサー型は月500円台からありますが、来てくれる人はいません。
駆けつけ型は月3,000円前後からで、初期費用が大きく違います。
ここからは、タイプごとに中身を見ていきます。

駆けつけ型の見守りサービス比較|ALSOK・セコム・全日警

玄関で首から下げたペンダント型の緊急ボタンを握る高齢女性の手元(駆けつけ型の見守りサービスのイメージ)
駆けつけ型は、ボタンを押すか動きがないと警備会社の人が来る仕組み。ペンダント型は握るだけのものもあります。

駆けつけ型は、ボタンを押す、または一定時間動きがないと、警備会社の人が家に来るサービスです。
「もしものとき、確実に誰かが来る」ことを買う型で、3社とも契約は当初5年、その後1年ごとの更新と公式に書かれています。

ALSOK みまもりサポート|通報に絞って月額を抑える

据え置きの機器に「緊急ボタン」と「相談ボタン」が付いていて、緊急ボタンを押すとガードマンが駆けつけ、相談ボタンは看護師などに健康相談ができます(公式)。
ペンダントや、生活の動きがないと通報する「ライフリズム監視」はオプションです。
3つの料金プランがあり、初期費用0円の「ゼロスタート」なら月額3,069円から始められます。
向いているのは、防犯まではいらない、通報の仕組みだけ欲しい家庭です。

料金の内訳、オプションの組み合わせ方、解約の条件は、ALSOK みまもりサポートの口コミ・評判と料金で一つずつ確かめています。

▶ 親の家の条件で、ALSOKの料金の目安を確かめる(無料)

表の金額は標準構成です。ペンダントやライフリズム監視を足すか、どのプランにするかで変わります。資料請求は公式サイトから無料です。

HOME ALSOK みまもりサポートの資料を請求する >

セコム 親の見守りプラン|救急通報から防犯・火災まで一式

握るだけで通報できるペンダント「マイドクター」、動きがないと自動で通報する安否みまもり、それに防犯と火災の監視まで最初から入っています(公式)。
その分、月額はレンタルで5,610円と3社の中で高く、工事料と保証金も要ります。
向いているのは、空き巣や火事の心配も一緒に片づけたい家庭です。

ペンダントの使い方、5年契約の中身、途中解約の扱いは、セコム 見守りサービスの口コミ・評判と料金にまとめています。

▶ 親の見守りプランの見積りを取る(無料)

機器の数と家の構造で金額が変わります。資料請求も見積り依頼も公式サイトから無料で頼めます。

セコム・ホームセキュリティの資料を請求する >

全日警 みまもりプラン|ペンダントと人感センサーの組み合わせ

ペンダント型の非常ボタンと人感センサーを組み合わせ、居住している人に動きが見られない場合にも対応する、と公式に書かれています(全日警公式「みまもりプラン」)。
月額はレンタルで3,993円、買取で2,200円。ただし「機器の設置個数により異なります」とあり、あくまでモデルプランの金額です。
駆けつけの出動料は原則かからない、と公式FAQにあります。
途中で解約したときの費用は公式に書かれていないので、見積りのときに聞く項目です。

センサー型の見守りサービス比較|MANOMA・au見守りプラグ・まもりこ

廊下のコンセントに挿した白いプラグ型の見守りセンサー(センサー型の見守りサービスのイメージ)
センサー型は、コンセントに挿すだけのものや回線不要のものが増えています。

センサー型は、人が来る代わりに、生活の動きを家族のスマホに知らせるサービスです。
月額が安く、最近は回線も工事も要らないものが増えました。
「毎日の様子だけ知りたい」「親がカメラを嫌がる」家庭で、最初の一歩になりやすい型です。
一人暮らしの親なら、「一定時間動きがないと家族に知らせる」仕組みがあるかが、いちばん大事な比較点です。

サービス何で検知するか動きがないときの通知通知先
MANOMA 親の見守りセット開閉センサー2個+室内カメラアプリに通知(公式)家族のスマホアプリ
au かんたん見守りプラグ人の動き・温湿度・明るさ・電力(プラグ1個)アプリに通知(公式)アプリ最大10人(契約者を含む・au HOMEアプリ紹介ページ)
まもりこ人感センサーまたは振動センサー一定時間検知がないとスマホに通知(公式)家族のスマホ
クロネコ見守り(ハローライト)電球の点灯・消灯前日朝9時〜当日朝9時に点灯・消灯がないと通知(公式)メール最大4名

クロネコ見守りは電球がセンサーの役目をし、そのあと人が訪ねる仕組みなので、この記事では訪問型の章で説明しています。「何時間で通知するか」は各社の公式に明記のあるものだけ載せました。

ソニー MANOMA 親の見守りセット|センサーとカメラを組み合わせる

AIホームゲートウェイ1台、室内カメラ1台、開閉センサー2個のセットで、月額は2か月目以降3,278円、初期費用は1,650円です(公式)。
契約期間の縛りはなく、駆けつけが必要ならセコムの駆けつけを1回5,500円で頼めるオプションがあります。
注意点は、家にインターネット回線が必要なこと。
無い場合はWi-Fiオプション(月額2,200円)を足すことになるので、合計で見ておく必要があります。
口コミ・デメリット・解約の条件(違約金の例外や機器の返却)まで1社分を掘り下げた記事は、MANOMA(マノマ)の口コミ・評判とデメリット|親の見守りセットの料金と解約にまとめています。

▶ MANOMA 親の見守りセットの資料を見る(無料)

センサーとカメラの組み合わせで、契約期間の縛りなし。資料請求は公式サイトから無料です。

MANOMA「親の見守りセット」公式サイト >

au かんたん見守りプラグ|コンセントに挿すだけ・月額539円

コンセントに挿すだけのプラグに、人の動き・温度湿度・明るさ・電力の4つのセンサーが入っています(KDDI公式「かんたん見守りプラグ」)。
Wi-Fiもインターネット回線も要らず、機器代8,800円と月額539円(初月無料)で使えます。
通知はアプリで最大10人、メールで5件まで登録でき、auのスマホでなくても使えます。
こちらもセコムの駆けつけを1回5,500円で頼むオプションがあります。
「まず何か一つ」と考えたとき、この記事で並べた中では初期費用も月額も最も軽い選択肢です。

ネコリコ まもりこ|月額550円・カメラを使わない

人感センサーか振動センサーを置き、一定時間検知がないとスマホに通知が届きます(ネコリコ公式「まもりこ」)。
本体は人感センサー9,900円、振動センサー14,300円で、月額550円にLTEの通信料が含まれます。
契約年数の縛りも解約金もなく、公式は「離れて暮らす両親、1人暮らしの親族」を対象と書いています。
駆けつけの仕組みは公式に記載がありません。

カメラ・会話型の見守り比較|Echo Show・ユーコとヨーコ・BOCCO emo・ユピ坊

テレビ台の上の会話ロボットと画面付きスマートスピーカーに手を伸ばす高齢者の手(カメラ・会話型の見守りのイメージ)
カメラ・会話型は「顔を見たい」「話したい」に応える型。親が受け入れるかで決まります。

顔を見たい、声をかけたい。
その気持ちに応えるのがカメラ・会話型ですが、この型は「親が受け入れるか」で決まります。
監視されているように感じる親は少なくありません。
ここでは、映像で見るもの、会話するもの、両方を並べます。

Amazon Echo Show|ビデオ通話と「呼びかけ」で顔を見る

画面付きのスマートスピーカーで、家族のスマホから「呼びかけ」をすると自動でつながり、顔を見て話せます(Amazon公式ヘルプ)。
外出先からカメラの映像を確認する「自宅のモニタリング」も使えますが、常時録画の機能は公式に書かれていません。
本体は5インチが17,980円、8インチが34,980円、11インチが39,980円、15インチが47,980円(2026年9月時点・Amazon.co.jp)。
月額はありませんが、Wi-Fiが必要です。
親がタッチ操作を覚えられれば、電話代わりの道具として続きやすい型です。

ユーコとヨーコ|回線不要の見守りカメラ・レンタル月額4,950円〜

SIM付きのルーターとカメラがセットで届くので、親の家にインターネット契約が要りません(トライゲート公式「ユーコとヨーコ」)。
初期費用0円、月額4,950円から、2年契約です。
会話ボタンを押すとカメラ越しに話せます。
常時録画はできず、リアルタイムで見る使い方に特化しています。
販売元の株式会社トライゲートは2026年9月に社名を変えた会社で、旧社名は株式会社トリニティーです。

ラムロック みまもりCUBE|SIM内蔵のレンタルカメラ

SIMが本体に入っているので回線契約が要らず、動きを検知すると音声通知か画像付きメールで知らせます。
1年プランが1台あたり月額5,390円(ライト)または5,940円(大容量)、初期費用3,850円という記載でした。
ただし、この記事を書いた2026年9月9日時点で公式の販売サイトが整備中で開けなかったため、上の金額は2026年2月時点の公式ページの記載です。
申し込む前に、公式サイトで現行の金額を確かめてください。

BOCCO emo・ユピ坊|会話ロボットで「話し相手」と「通知」を兼ねる

ユカイ工学の「BOCCO emo」は、カメラを使わない会話ロボットです。
家族のスマホから送ったメッセージを声で読み上げ、センサーと連携して家の様子を知らせます(ユカイ工学公式)。
Wi-Fi版は本体52,800円で月額0円、回線が要らないLTEレンタル版は本体0円で月額2,970円(最低4か月)です。
公式は「一人暮らしの親の話し相手になってくれます」と説明しています。

ユピテルの「ユピ坊」は、カメラとテレビ電話が付いた見守りロボットで、一定時間動きがないとスマホに通知します(ユピテル公式「ユピ坊」)。
本体73,480円で月額はなく、Wi-Fiが必要です。
どちらも「見守られている」より「話しかけられている」に近い体験になるので、機械に抵抗がある親でも受け入れやすい面があります。

訪問・電話型の見守りサービス比較|郵便局・クロネコ・ヤクルト

玄関先で配達員から小包を受け取る高齢女性の手元(訪問型の見守りサービスのイメージ)
訪問型は「誰かが来る」ことが親にとって受け入れやすい反面、来る間隔が空きます。

機械が苦手な親には、人が会いに行く型が向きます。
「見守られる」より「誰かが来る」ほうが、親にとっては受け入れやすいことが多いからです。
この型の弱点は、来る間隔が空くこと。
倒れたその日に気づく仕組みではないことを、先に知っておく必要があります。

郵便局のみまもり訪問サービス・みまもりでんわサービス

みまもり訪問サービスは、月1回、郵便局の社員などが家を訪ねて、体調や暮らしぶりを10項目ほど聞き、写真付きで家族にメールか郵送で報告します(日本郵便公式「郵便局のみまもりサービス」)。
月額2,500円で、報告先は最大3名(公式FAQ)。
みまもりでんわサービスは、毎日決まった時間に自動音声で電話がかかり、親がボタンで体調を答えると、その結果が家族にメールで届きます。
固定電話なら月額1,070円、携帯電話なら1,280円です。
どちらも駆けつけは基本サービスに含まれず、公式に「救助や緊急通報をするものではありません」と明記されています。
駆けつけが欲しい場合は、警備会社が提供するオプション(月額880円から、1回5,500円)を足す形です。

クロネコ見守りサービス ハローライト訪問プラン|電球を替えるだけ

トイレや洗面所の電球を、通信機能の付いた「ハローライト」に替えるだけの仕組みです(ヤマト運輸公式「クロネコ見守りサービス」)。
前日の朝9時から当日の朝9時まで一度も点灯・消灯がないと、家族に通知が届きます。
家族が本人と連絡が取れないときは、依頼するとヤマト運輸のスタッフが代わりに家を訪ね、状況を確かめてくれます(公式)。
初期費用0円、月額1,738円で、Wi-Fiも工事も要りません。
代理訪問は状況の確認で、警備業務は行わないと公式に書かれています。

ヤクルトの愛の訪問活動|自治体を通した見守り

ヤクルトレディが商品を届けながら一人暮らしの高齢者の安否を確かめる活動で、1972年から続いています(ヤクルト公式「地域社会」)。
2025年3月時点で全国101の自治体などから要請を受けて実施している、と公式のレポートにあります。
個人が直接申し込む窓口は公式サイトにありません。
親の住む自治体が実施しているかを、市区町村の高齢者福祉の窓口に聞くのが入口です。

宅食型の見守りサービス比較|ワタミの宅食のあんしんサービス

台所のテーブルに置かれた宅配のお弁当と湯のみ(宅食型の見守りサービスのイメージ)
お弁当を届ける人と毎日顔を合わせること自体が、安否確認になります。

お弁当を届ける人が、玄関で毎日顔を合わせる。
それ自体が安否確認になる、というのが宅食型の考え方です。
義母は以前、ワタミの宅食を利用していました。
食事の心配と「今日も元気か」の確認が一度に済むのは、離れて暮らす側にとって思った以上に大きなことでした。

ワタミの宅食「あんしんサービス」|配達に見守りと在宅確認を足す

ワタミの宅食には、通常の配達に足す形の有料「あんしんサービス」があります(ワタミの宅食公式「あんしんサービス」)。
月額は在宅確認プランが300円、サポートプランが800円、あんしんプランが1,000円。
週1日のみまもり付きプランは、それぞれ1,100円、1,300円、1,500円です(公式の申込画面で郵便番号を入れた後に表示される価格・2026年9月確認)。
連絡が取れないときは、提携先の作業員が家に行って在宅を確かめる「かけつけ」が月1回まで無料で使えます。
これは在宅かどうかを確かめる訪問で、警備会社の救護や緊急通報とは違います(規約に「緊急通報を目的とするものではありません」と明記)。
家族が契約して、親を利用者として指定する形で申し込めます。

ひとつ注意があります。
通常の配達で行われる「異変に気づいたら自治体に通報する」取り組みは、地域との協定に基づくもので、家族への報告ではありません。
家族に知らせてほしいなら、上のあんしんサービスを付ける必要があります。

▶ 食事の備えだけ先に整えるなら(冷凍で届く通販版)

毎日の配達ではなく、宅配便でまとめて届く冷凍のおかずが「ワタミの宅食ダイレクト」です。
見守りは付きませんが、配達エリア外や「まず食事から」という家庭では、こちらのほうが始めやすいことがあります。
お届け頻度は選べて、お休み・変更も公式サイトから頼めます。

ワタミの宅食ダイレクト

ワタミの宅食ダイレクトの公式サイトを見る >

ヨシケイのミールキットも義母が使っていた時期がありますが、ヨシケイ自体は見守りをうたっていません。
配達を家族が安否確認の代わりにしていた頃の話は、ヨシケイは”見守り代わり”になるかを家族目線で書いた記事にあります。

自費の訪問介護で見守る選択肢|イチロウ(保険外・1回2時間から)

住宅街の歩道で介護スタッフが高齢男性の腕を支えて歩く後ろ姿(自費の訪問介護で見守るイメージ)
見守りで「様子」は分かっても、手が要る場面は別。必要なときだけ人に来てもらう選択肢です。

見守りで「様子」は分かっても、通院の付き添いや家事の手までは足りない。
そこまで来ると、介護保険の枠の外で頼める訪問介護が選択肢に入ります。
イチロウは、必要なときだけ1回2時間からプロの介護士に来てもらえる自費サービスで、初期費用は0円、時間制の料金です(公式)。
介護認定を待たずに使えるので、認定の結果が出るまでの間をつなぐ使い方もできます。
センサーや通報機器のように異変を自動で知らせる仕組みではなく、予約した日時に人が来るサービスなので、見守りに「足す」ものとして考えてください。

料金の内訳と、向いている家庭・向かない家庭は、イチロウの評判と使いどころを整理した記事に書いています。
介護認定そのものの流れは、介護認定調査に立ち会わなかった話が参考になります。

▶ イチロウに無料で相談する

24時間対応・土日祝も休まず(公式)。通院の付き添いや家事など、頼みたいことを伝えて「うちの場合いくらか」を無料で聞けます。

オーダーメイドの介護サービス イチロウ >

ジャズ
ジャズ

16社もあると、かえって選べなくなるね。
で、どこから手を付ければいいの。

ロック
ロック

困りごとを一つ決めれば、候補は3社くらいに減るよ。
うちの実家の父と母は、今のところ何も付けていなくてね。
子どもたちの間で、そろそろ検討しようかという話になっているところなんだ。

高齢者 見守りサービスの選び方5つのポイント|親の状況・本人の意思・操作・費用・季節

窓際でスマートフォンの通知を確認する女性の手元(高齢者 見守りサービスの選び方のイメージ)
通知が届く仕組みは、家族が「気づける」ことが目的。親が操作しなくてよいものほど続きます。

表で候補を絞ったあと、最後にどれにするかを決める物差しは5つです。
順番どおりに見ていくと、迷いが減ります。

1. 親の状況|一人か、夫婦か、持病があるか

一人暮らしなら「動きがないと気づく」仕組みが優先です。
夫婦二人なら、片方が倒れたときにもう片方が通報できる前提で考えられますが、どちらも高齢なら「押せば来る」駆けつけ型が安心の度合いを上げます。
転倒の心配が大きい家なら、見守りと並行して家の中の備えも見直してください。
玄関や段差の対策は高齢の親の転倒予防の記事にまとめています。

2. 本人の意思|監視されていると感じさせない

カメラに抵抗があっても、緊急ボタンや開閉センサーなら受け入れてもらえることは多いです。
最初から完璧を目指さず、「まず一つだけ」を提案するのが現実的です。
親が施設や介護そのものを拒む段階なら、その気持ちの扱い方を先に整理したほうが話が進みます。
親が施設を嫌がるときの向き合い方と、施設探しを無料で手伝ってもらえる「いい介護」の記事が参考になります。

3. 操作の簡単さ|「何もしなくていい」ものを選ぶ

毎日ボタンを押す、アプリを開く、といった操作が必要なものは、続かないことがあります。
電球を替えるだけ、コンセントに挿すだけ、動きを勝手に検知する——親が「何もしなくていい」仕組みほど長続きします。
駆けつけ型なら、緊急ボタンが「押せる場所にあるか」「握れる形か」を見てください。

4. 費用|月額ではなく5年の総額で見る

駆けつけ型は当初5年契約が基本です。
月額だけを見ると買い取りプランが安く見えますが、初期費用を足して5年分にすると逆転することがあります。
駆けつけ型3社の公式のプラン例を、月額×60か月+初期費用で並べると次のようになります(筆者計算・保証金は満了時に返るものとして除外)。

サービス・プラン月額初期費用5年総額(概算)
ALSOK レンタル2,838円13,365円約18.4万円
ALSOK お買い上げ1,870円70,565円約18.3万円
ALSOK ゼロスタート3,069円0円約18.4万円
セコム レンタル5,610円54,890円(+保証金20,000円)約39.1万円
セコム 買い取り3,630円284,680円約50.2万円
全日警 レンタル(モデルプラン)3,993円33,000円(+保証金20,000円)約27.3万円
全日警 買取(モデルプラン)2,200円147,840円約28.0万円

各社公式のプラン例(2026年9月時点・税込)をもとにした筆者の概算。オプションを足すと変わります。

ALSOKは3プランとも5年ではほぼ同じ総額で、初期費用を出せるかどうかで選べます。
6年目以降は、月額の安いお買い上げが有利になります。
センサー型や訪問型は縛りのないものが多いので、「合わなければやめる」前提で始められます。

5. 季節|夏場(5月〜9月)は熱中症対策を上乗せする

高齢者の熱中症は屋内で起きることが多く、本人が暑さを感じにくいことが背景にあります。
温度を知らせるセンサー(auのプラグやMANOMAなど)を選ぶか、訪問型なら夏だけ回数を増やすか、季節で上乗せする考え方があります。
室内でできる対策は高齢者の熱中症予防の記事に書いています。

高齢者 見守りサービスのおすすめ3選|駆けつけ・センサー・宅食の1つずつ

和室のちゃぶ台で並んで座り、見守りサービスのパンフレットを一緒に見る娘と母の後ろ姿(高齢者 見守りサービスのおすすめを親と相談するイメージ)
資料が届いたら、親と一緒に眺めるところから。「うちはどうしようか」の会話が始まります。

16社の表と5つの物差しをふまえて、タイプごとに1つずつ挙げます。
「おすすめ」といっても、どれも公式の記載と料金で選んだ結果で、私たちが契約した体験ではありません。
その前提で読んでください。

困りごとおすすめ理由(公式の記載から)
倒れたときに来てほしいALSOK みまもりサポート駆けつけ型で初期費用0円のプランがある。緊急ボタンの駆けつけに追加料金がない。通報だけに絞れば月額を抑えられる
毎日の様子を知りたいMANOMA 親の見守りセットセンサーとカメラの両方が入り、契約期間の縛りがない。必要になったら駆けつけを1回単位で足せる。auのプラグは月額が最も軽いが、様子を「見て」確かめたいなら映像のあるこちら
食事の心配も一緒にあるワタミの宅食 あんしんサービス配達の顔合わせに、週1回の見守り報告と在宅確認を数百円で足せる。家族が契約して親を利用者にできる

一人暮らしの親なら、動きがないと知らせる仕組みを持つ駆けつけ型かセンサー型から。
夫婦二人でどちらも高齢なら、片方が倒れたときにもう片方が「押すだけ」で済む駆けつけ型が向きます。
月額をいちばん軽くしたいときだけ、auのかんたん見守りプラグ(月額539円)に置き換えて考えてください。

▶ まずは気になる1〜2社の資料を無料で取り寄せる

紙の資料が届くと、親と一緒に眺めながら話せます。契約はそのあとで間に合います。

ALSOK みまもりサポートの資料請求 >

MANOMA 親の見守りセットの資料請求 >

高齢者 見守りサービスのよくある質問

Q1. 複数のサービスを組み合わせてもいいですか?

はい。
「センサーで毎日の様子を見つつ、緊急時は駆けつけ型」のように、性質の違うものを組み合わせる考え方は有効です。
ただし月額が重なるので、優先したい困りごとを一つ決めてから足していくのが現実的です。

Q2. 親が「監視されているようで嫌だ」と言ったら?

カメラに抵抗があっても、緊急ボタンや電球、コンセント型のセンサーなら受け入れてもらえることが多いです。
「見張る」ためではなく「何かあったときに助けに行ける」ための仕組みだと、目的を先に伝えてみてください。

Q3. 料金は結局いくらかかりますか?

この記事の表は公式の代表的なプランの金額で、駆けつけ型は機器の数や家の構造で変わります。
各社とも資料請求や見積りは無料なので、候補を1〜2社に絞ったら、親の家の条件で聞くのが確実です。

Q4. いつから始めるのがいいですか?

親が元気なうちです。
倒れてから探すと、気持ちに余裕がなく判断もぶれます。
元気なうちに資料を取り寄せて、親と話しながら決めるのが理想です。
「今すぐ契約」ではなく「今すぐ資料請求」で十分です。

Q5. 自治体の無料の見守りはありますか?

市区町村によって、緊急通報の機器の貸し出しや、配達事業者と協定を結んだ見守りなどを行っているところがあります。
内容も条件も自治体ごとに違うので、親の住む市区町村の高齢者福祉の窓口か、地域包括支援センターに聞くのが早道です。
民間サービスを契約する前に、そこで使えるものがないかを一度確かめておくと、二重払いを防げます。

Q6. 認知症の親でも使えますか?

本人がボタンを押したりアプリを操作したりするものは、進行とともに難しくなります。
本人が何もしなくてよい型(動きを検知するセンサー、電球、訪問)のほうが向いています。
公式に認知症の方への対応を明記しているサービスは多くないので、資料請求のときに「本人が操作できなくても使えるか」を直接聞いてください。

まとめ:見守りサービスは「駆けつけ・様子・食事」のどれを買うかで決まる

高齢者の見守りサービスは、会社名で選ぶと迷子になります。
先に「親に何が起きたら困るか」を一つ決めると、16社は3社くらいに減ります。

  • 倒れたときに人に来てほしい→駆けつけ型(ALSOK・セコム・全日警)。当初5年契約、初期費用の差が大きい
  • 毎日の様子を知りたい→センサー型(au見守りプラグ・まもりこ・MANOMA)。月額500円台からで、回線不要のものが多い
  • 機械を嫌がる→訪問・電話型(郵便局・クロネコ)。来る間隔が空くことを承知で選ぶ
  • 食事の心配も一緒→宅食型(ワタミの宅食のあんしんサービス)。配達の顔合わせに報告と在宅確認を足せる
  • 料金は月額でなく5年の総額で。自治体の見守りがないかを先に確かめる

親の家に何かを付けるかどうかは、資料を見て、親と話して、見積りを聞いてからで間に合います。
私たちも、まだその途中にいます。
今日できる一歩は、気になる1〜2社の資料を無料で取り寄せて、親と一緒に眺めることです。
資料請求の入口は、おすすめ3選の下にまとめています。
そこから「うちはどうしようか」という会話が始まります。

駆けつけ型の2社は、それぞれの記事で料金の内訳と契約の条件まで確かめています。
ALSOK みまもりサポートの口コミ・評判と料金/セコム 見守りサービスの口コミ・評判と料金

この記事で確認した公式ページ・公的資料
・ALSOK公式「HOME ALSOK みまもりサポート」
・セコム公式「親の見守りプラン」/同「プラン別価格」
・全日警公式「みまもりプラン」/同FAQ
・MANOMA公式「親の見守りセット」/同「料金プラン」/同「オプション」
・KDDI公式「かんたん見守りプラグ」/au HOME 料金
・ネコリコ公式「まもりこ」
・ラムロック公式(販売サイト ramrock-eyes.jp は2026年9月9日時点で整備中。料金は2026年2月時点の同サイトの記載)
・トライゲート公式「ユーコとヨーコ」/同 社名変更のお知らせ(2026年9月1日)
・Amazon.co.jp 公式製品ページ(Echo Show 5/Echo Show 8/Echo Show 15)/Alexa公式ヘルプ「呼びかけ」
・ユカイ工学公式「BOCCO emo」/同「LTEレンタルモデル」
・ユピテル公式「ユピ坊」/Yupiteruダイレクト
・日本郵便公式「郵便局のみまもりサービス」/同FAQ
・ヤマト運輸公式「クロネコ見守りサービス」/同 料金改定のお知らせ(2025年)
・ヤクルト公式「地域社会」/サステナビリティレポート2025
・ワタミの宅食公式「あんしんサービス」/同 規約/同「配達の流れ」
・イチロウ公式 料金表(2026年7月確認)
・内閣府「令和7年版高齢社会白書」第1節 高齢化の状況(3)
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この記事を書いた人:ロック

 高齢の親を含め、身近に高齢者が多い環境で生活しています。
 若い頃は東証プライム上場企業で経理職に従事し、生命保険の資格[上級生命保険設計士(現シニア・ライフ・コンサルタント)]も取得しました。
 その後、数十年にわたり雑貨の卸売業に携わり、品質・安全性・使いやすさの視点で商品を見てきました。
別事業として古物営業法に基づく古物商許可(公安委員会の許可)も保有し、中古品の売買・流通にも従事しています。
 2005年からは個人で株式投資を続けており、リーマンショックも何とか乗り切りました。いまは国内の高配当株と投資信託が中心で、新NISAも活用しています。
 家族の実体験と公的・医療情報を参考にしながら、高齢者の暮らしに役立つ情報を発信しています。
 ※医療行為の代替を目的とした情報ではありません。

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