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「親の介護をしたくない」と思うのは、薄情ではありません
この記事を「親の介護をしたくない」という言葉で探して開いた方は、検索するときに少し後ろめたい気持ちがあったかもしれません。
最初にお伝えしたいのは、そう思ってしまうこと自体は、薄情でも異常でもないということです。
発言小町には「親の介護をしたくない」という相談があり、29件の返信が付いています。
知恵袋にも「30代の一人っ子です。介護に関わるのだけは絶対に避けたい」という相談が寄せられています。
同じ気持ちの人は、声に出さないだけでたくさんいます。
親との関係は、家庭ごとに違います。
これまでの親子の歴史があって、今の気持ちがあります。
「したくない」という気持ちを、無理に消す必要はありません。
大事なのは、気持ちと行動を分けて考えることです。
介護を「自分の手でやらない」ことと、「親を見捨てる」ことは、まったく別の話だからです。
イライラして、そんな自分に自己嫌悪してしまうとき
すでに介護や手伝いが始まっていて、親にきつい言葉をぶつけては自己嫌悪……という方も多いはずです。
距離が近い家族ほど感情がぶつかるのは、めずらしいことではありません。
限界を感じたら、一人で抱え込まず、お住まいの地域の「地域包括支援センター」に話してみてください。
市区町村が設置している高齢者の総合相談窓口で、厚生労働省によれば全国に5,487か所(支所などを含めると7,374か所・2025年4月末時点)あります。
介護サービスの手配だけでなく、困りごとの相談全般を受け付ける窓口とされています。
一人っ子の方、きょうだいが動いてくれない方へ
一人っ子の方は、代わってくれる人も相談相手もいない「逃げ場のなさ」がいちばんの重さだと思います。
だからこそ、家族の外の窓口(地域包括支援センターやケアマネジャー)を早めに味方につけることが大切になります。
きょうだいがいる方の「手伝ってくれない」「押し付けられて不公平」という悩みも、知恵袋や発言小町の定番です。
ここで覚えておきたいのは、役割は「介護をする/しない」の二択ではないことです。
体を動かす人、お金を出す人、手続きや情報集めをする人。
話し合いの場では「誰が・何を」まで具体的に分けるのがコツです。
「自分で介護しない」という選択肢——プロに任せるのは逃げではありません
「したくない」「もう無理」と感じたときの現実的な答えは、気合いを入れ直すことではなく、介護の担い手を家族の外に移すことです。
- 在宅のまま任せる……介護保険の訪問介護やデイサービスが基本です。保険でできない部分は自費の訪問介護という選択肢もあります。
- 施設に任せる……この後の章で、親と揉めずに進める手順を紹介します。施設をめぐる悩みの全体像は老人ホームの悩みランキングにまとめています。
- 仕事は辞めない……収入が途絶えると、介護そのものが続けられなくなります。辞める前に介護離職と失業手当の記事と、勤務先の介護休業制度を確認してください。
そして、施設や外部サービスに「任せよう」と決めたとき、次にぶつかるのが「親がうんと言わない」問題です。
ここから先は、親が嫌がる理由と、揉めない伝え方の話をします。
「そろそろ施設を考えた方がいいかも…」と切り出した瞬間、親に強く拒まれてしまった——そんなご経験はありませんか。Yahoo知恵袋を見ても、「父が頑固で施設に入ってくれない」「母が施設を拒んでいて毎日不安」という声がとてもたくさん寄せられています。実はこれ、ご家庭だけの問題ではなく、全国の40〜60代家族が共通して抱えている悩みなんです。
私自身も、日用雑貨の卸売業を30年やってきた中で、お得意先のお店や問屋さんで高齢のご両親を抱えるご家族のお話を本当によく聞いてきました。「親に施設の話をすると怒り出す」「結局話し合えないまま倒れてしまった」というケースを何度も見てきたんです。
「説得しよう」と思った瞬間、話し合いは失敗します。
あるお得意先に、雑貨店を40年営む80代のご夫婦がいました。息子さんが老人ホームの話を切り出したところ、お父様がカンカンに怒り出してしまい、それ以来その話題は禁句になったそうです。
ところが半年後、息子さんが「もし俺たちに何かあった時、俺自身が情報を知っておきたいから、パンフレットだけ一緒に見てくれないか」と言い方を変えてみた。するとお父様が「パンフだけなら、まあ見てもいいか」とポツリと言ったそうです。
その一言が、すべての始まりでした。入居の決断まで1年かかりましたが、最終的にお父様自身が「ここがいい」と選んだ施設に入られたそうです。「説得」ではなく「一緒に情報を見る」に変えるだけで、親の態度は変わることがある、と私はその時に確信しました。
親が老人ホーム入居を拒む…多くの家族が抱える本当の悩み
拒否の裏にあるのは「自分はまだ大丈夫」という気持ち
ネットで同じ悩みを検索して読み込んでいくと、「拒否=わがまま」ではなく、その奥に深い不安や寂しさがあることが見えてきます。表面的に「行きたくない」と言っているだけでなく、自分の人生のコントロールを失う怖さや、家族から見放されるんじゃないかという不安が隠れているケースがほとんどです。
- ① 話題を変える・怒り出す(不安の裏返し)
- ② 「お金がもったいない」と言う(家族への遠慮)
- ③ 「死ぬまでこの家にいる」と言い切る(変化への恐怖)
なぜ親は老人ホームを嫌がる・拒むのか?3つの根本原因
原因は「不安・お金・遠慮」の3つに集約されます
原因①:住み慣れた家を離れる不安
何十年も暮らしてきた家、近所付き合い、毎日の散歩道。これを手放すのは、私たちが想像する以上に怖いことなんです。私の高齢の叔母も「家の柱の傷を見ると亡くなった主人を思い出すから、ここを離れたくない」と話しておられました。
原因②:費用や残るお金への心配
有料老人ホームは月々の費用が15万円〜30万円(居住費、食費、介護サービス自己負担分などを含みます)かかるケースが一般的です。「子供に迷惑をかけたくない」「孫に残したい」という思いから、費用面で拒否する方も非常に多いです。
原因③:子供に迷惑をかけたくない遠慮
意外に思われるかもしれませんが、「子供に手間をかけさせたくないから、施設の話なんてしないでほしい」という方も多いんです。一見矛盾していますが、これも親心の表れです。
つまり、拒否は「親の心の防衛反応」なんです。
後悔しない説得と話し合いの進め方
まず「比較情報」を一緒に見るのが正解です
多くのご家族が失敗するのが、「施設に入って!」といきなり結論を持ち出してしまうパターン。これだと親は身構えてしまいます。私が30年で見てきた成功パターンは、ほぼ全部「いきなり決めず、まずは情報を一緒に見る」段階を踏んでいました。
- STEP1:「もしもの時のために情報だけ見てみない?」と提案
- STEP2:無料の比較サイトで資料を一緒に取り寄せる
- STEP3:気になる施設を見学(親本人と一緒に)
- STEP4:地域包括支援センターやケアマネジャーに無料相談(お住まいの地域にある介護の無料総合相談窓口。市区町村が設置しており、ケアマネジャーや社会福祉士が対応してくれます)
親と一緒に検討したい施設情報サービス3選
答え:無料で資料請求と相談ができるサービスを活用
ここからは、私が実際に卸売業のお客様にもおすすめしてきた、信頼できる情報源を3つご紹介します。すべて無料で資料請求・相談が可能です。いきなり契約するのではなく、まずは資料を集めて親御さんと一緒に見ることから始めてください。
① LIFULL介護(ライフル介護)— 日本最大級の老人ホーム検索サイト
株式会社LIFULLが運営する、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の検索サイトです。
「会員登録から資料請求、見学予約、専門スタッフへの相談まで原則無料。電話・メールでケアマネ経験者への無料相談サポートがあります」(LIFULL介護 公式サイトより)
② みんなの介護 — 口コミ充実の老舗比較サイト
掲載施設数が日本最大級。実際の入居者・家族の口コミが多く、施設の雰囲気を事前にイメージしやすいのが特徴です。地域・予算・介護度から絞り込めるので、最初の情報収集にぴったりです。
③ 厚生労働省「介護サービス情報公表システム」— 公的データベース
これは絶対に押さえてほしい公的資料です。厚生労働省が運営し、全国の介護事業所の情報(人員配置・運営状況・苦情件数など)を中立的に公開しています。
👉 介護サービス情報公表システム(厚生労働省)
👉 介護サービスの情報公表制度(厚生労働省 公式解説ページ)
①まずLIFULL介護とみんなの介護で「親と一緒に資料を眺める」
②気になる施設が見つかったら、厚労省の公表システムで運営状況を裏取り
③最終的に地域包括支援センター(無料の地域窓口)やケアマネジャーに相談
「決める」前に「比べる」。これが30年見てきた鉄則です。
施設探しと入居相談を一つの窓口で済ませたい方へ
「いい介護」は、口コミ・動画・費用や空室状況から全国の老人ホーム・介護施設を比較できる検索サイトです。経験豊富な専門の入居相談員に、施設探しのお困りごとから見学予約まで無料で相談できます。運営は、東証プライム上場の株式会社鎌倉新書のグループ会社・株式会社エイジプラスです。
「いい介護」で施設を探す・相談する(無料)➤ いい介護の評判・口コミ|無料で使えるカラクリを公的資料で検証した記事はこちら
読者からよくある質問Q&A
Q1. 親が見学にも行きたがりません。どうすればいい?
A. まずは資料だけを「私が見てみたいから一緒に見て」と切り出すのがおすすめです。LIFULL介護やみんなの介護は無料で写真や費用が確認できます。見学はその後のステップで構いません。
Q2. 費用がいくらかかるか不安です。
A. 施設タイプによって月々10万円台〜30万円超まで幅があります。特別養護老人ホーム(特養)は比較的安価ですが入居待ちが長い傾向です。比較サイトで予算別に絞り込めますので、まず資料を集めて比較してください。
Q3. 認知症の親でも入居できる施設はある?
A. グループホームや、認知症対応型の介護付き有料老人ホームがあります。比較サイトで「認知症対応可」で絞り込めます。具体的な判断はケアマネジャーや主治医にご相談ください。
Q4. 資料請求すると営業電話がしつこくかかってきませんか?
A. LIFULL介護・みんなの介護とも、過剰な営業はしない方針を明記しています。念のため資料請求フォームの備考欄に「電話連絡は不要」と書いておくと安心です。
Q5. 本人の同意なしで老人ホームに入れられますか?
A. 原則として、入居には本人の同意が必要です。強引に進めると、トラブルや親子関係の悪化につながりかねません。
ただし、認知症などで契約内容をひとりで判断するのがむずかしい場合には、家庭裁判所が選んだ成年後見人などが、本人に代わって施設入所の契約を結ぶ「成年後見制度」という公的な仕組みがあります(詳しくは厚生労働省「成年後見はやわかり」)。
とはいえ、制度を使う場合でも、本人の気持ちに寄り添って進めることが大前提です。利用を検討するときは、地域包括支援センター(市区町村が設置する無料相談窓口)や、弁護士・司法書士などの専門家にご相談ください。
Q6. 親が老人ホームを嫌がるとき、どう声をかければいい?
A. 正面から「施設に入って」と説得すると、かえって拒否が強まりがちです。
まずは否定せず「最近はこういう場所もあるみたいだね」と情報を一緒に眺める、見学や体験から始めるなど、段階的な声かけが有効です。
本人が強く嫌がるときは、ケアマネジャーや地域包括支援センターなどの第三者に間に入ってもらうと、家族だけで抱え込まずに進められます。
まとめ:親の気持ちに寄り添う情報収集が後悔を防ぐ
結論:いきなり説得せず、まず無料の比較サービスで一緒に情報を見る
親が老人ホームを拒むのは、わがままでも頑固でもなく、不安と遠慮の表れです。私自身、30年の卸売業の中で多くのご家族の介護話を聞いてきましたが、うまく進んだご家庭はみな「いきなり決めず、まず情報を一緒に見た」という共通点がありました。冒頭でご紹介したお得意先の息子さんのように、言い方を一つ変えるだけで、親御さんの心が動くこともあります。
焦らず、親御さんの気持ちに寄り添いながら、まずは無料の資料請求から始めてみてください。今日できる小さな一歩が、数年後の大きな後悔を防いでくれます。
👉 LIFULL介護で無料の資料請求をしてみる
👉 みんなの介護で口コミ付きの施設を探す
👉 厚生労働省 介護サービス情報公表システムで裏取り
施設探しと入居相談をまとめて済ませたい方は、専門相談員に無料相談できる「いい介護」で老人ホームを探すのも便利です。
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