三角枕は高齢者に合う?「咳や逆流性食道炎でなかなか眠れない」「いびき・鼻づまり・呼吸がしづらく眠れない」と感じた人が読む記事

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三角枕に寝る女性の画像

※本記事は医療行為の代替ではありません。症状が強い場合や長引く場合は、必ず医師にご相談ください。

おばあちゃんは言っていた、
「咳が出てなかなか眠れない」と。

あれから数十年、
気が付くと私も年を取り、両親や義両親、
叔父や叔母からも同じような言葉を耳にすることがありました。

同様の悩みをお持ちの方もいらっしゃると思い、
今回は義母が購入した三角枕をご紹介します。

結論:エムールの角度調整できる三角枕を選択した理由

10°~15°の枕では咳で眠れなかった

実は他社の15°傾斜の三角クッションを使用していたのですが、
それではあまり効果がありませんでした。

咳が出て眠れないというのです。

寝具で有名なエムールの三角枕は傾斜角度を22°・30°の2段階に調整ができます。
義母の場合は30°だと咳が出ず、楽に眠れるようになったとのこと。

調子が良いときは22°にして、少し傾斜を緩やかにして寝ているとのことでした。

カバーを取り外して洗濯機洗い可能

毎日使用するものですから、ここは重要ですよね。
ただし中材・中袋は洗えませんのでご注意ください。

なぜ三角枕が候補に挙がるのか(効果について)

ここからは、義母の体験と公開されている研究・医療情報をもとに、「生活上の工夫」として紹介します。

気道の確保で呼吸が楽と感じる人が多い

上半身に適切な角度をつけることで気道が開きやすくなり、いびきや睡眠時無呼吸症候群が軽減する可能性が示された研究報告があります。

また、鼻や喉への圧力が軽減され、空気の通り道が確保しやすくなるため、寝苦しさがやわらぐと感じる人もいます。

義母の場合は咳が収まって楽になったと話していました。

参考:頭と上半身を高くする姿勢(Head-of-Bed Elevation)で無呼吸イベントが減少する研究
※睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は自己判断せず、医療機関にご相談ください。

胃酸逆流の抑制

逆流性食道炎(GERD)では、睡眠中に胃酸が食道へ逆流しやすくなるとされています。

臨床研究では、頭と上半身をやや高くする姿勢(Head-of-Bed Elevation)を取ることで、
胸やけや逆流症状が改善傾向にあったという報告があります

参考:National Library of Medicine

また、医療情報サイトや専門情報でも、寝るときに上体を少し高くする工夫が胃酸の逆流を防ぐ生活改善ポイントとして紹介されています。

参考:清澄白河ファミリークリニック

厚生労働省が提供する生活支援資料の中では、 逆流性食道炎が刺激感や睡眠障害の原因となることが示されており、 生活習慣の改善や睡眠時の姿勢の工夫が重要な生活ポイントとして言及されています。
厚生労働省:逆流性食道炎と生活支援に関する公的資料

※これは生活習慣の改善方法の一つであり、すべての人に同じ効果があるとは言えません。症状が強い場合は医療機関での相談をおすすめします。

背中・首の負担を軽減

背中の下の方からなだらかな傾斜が始まるため、首や背中への負担が軽減される可能性があります。

参考:National Library of Medicine

三角枕のその他の使い方

三角枕の使い方として、読書時に背もたれにしたり、
足枕として使用し、足を心臓より高い位置に置くことで、
重力の働きにより足のむくみを楽にするために使う方もいるようです。

足枕の画像



足を心臓より高い位置に保つことは、医療・看護の分野でむくみ対策の一つとして取り上げられています
一部の臨床研究では、足の挙上によりふくらはぎや足首周囲のむくみの指標が減少し、足の重さ感や不快感が軽くなったという報告があります。

参考:NHS公式ページ

三角枕を選ぶときのポイント(製品に共通する視点)

三角枕と一口にいっても、角度・サイズ・素材・構造はさまざまです。 特定の製品に限らず、購入前に確認しておきたいポイントがあります。

① 傾斜角度(どのくらい体を起こすか)

市販の三角枕は10〜15°程度のものが多く、医療・介護向けでは 20〜30°前後の設計になっているものもあります。 高さが合わないと楽にならない、逆につらくなる場合もあるため、 事前にクッションなどで試すことが勧められます。

② サイズ・幅(寝返りとの相性)

幅が狭いと寝返りでずれやすく、広いと設置スペースを取ります。 ベッドサイズ・寝返りの多さに合うかは重要な判断材料です。

③ 素材・硬さ

柔らかすぎると姿勢が崩れ、硬すぎると背中や腰に負担が出る場合があります。 中材の種類や反発性も確認ポイントです。

④ 手入れのしやすさ

高齢者が毎日使うものは、カバーの洗濯可否や扱いやすさも重要です。

エムールの三角枕は、角度調整ができる点やカバーが洗える点が特徴ですが、 一方でサイズ感や角度が合わない方もいます。 そのため「三角枕の一例」として位置づけて検討するのが現実的だと思います。

エムールの三角枕の注意点

今回ご紹介した角度を2段階調整できるエムールの三角枕については、
幅が59㎝となります。
たいていの方は寝返りしても問題ないと思いますが、
極端に寝返りの多い方は注意が必要かもしれません。

また、エムールの三角枕は傾斜角度を22°・30°の2段階に調整ができますが、
人によっては22°でも高いと感じる方もいらっしゃいます。

一般的に市販されている三角枕は15°程度のものが多いようです。
枕を重ねるなどして、どの程度体を傾けて寝ることができれば楽になるかなど、
ご自身で試してから検討することをお勧めします。

高齢の方で、ご自身で起き上がるのが困難な方は、
電動リクライニングの方が良いです。

こちらは現在使用中のベッドをそのまま使えますので、
「介護ベッドまではちょっと」とお考えの方には良いかもしれません。

背もたれは80°まで上げられます。

高齢の親の寝返りが楽になったNELLマットレスの体験記事はこちら

よくある不安・Q&A

普通の枕と何が違う?

普通の枕は「頭を支えるもの」。
三角枕は「体全体の角度を支えるもの」。

役割が少し違います。

どのくらいの角度から試す?

一般的には、10°~15°程度のゆるやかな傾斜から試す方が多いようです。
一方で、医療・介護用の姿勢クッションでは30°前後の角度が使われることもあります。

ただし、楽に感じる角度は体格・症状・寝具環境によって大きく異なります。

そのため、いきなり専用品を購入する前に、
まくらやクッションを重ねて「どのくらい体を起こすと楽か」試してみるのがおすすめです。
また、症状が強い場合や長引く場合は、必ず医師にご相談ください。

高齢者が使っても危なくない?

安定感のある商品を選び、滑りにくい場所で使えば、大きな危険性は高くありません。
ベッドから転げ落ちないように注意は必要かと思われます。

また、角度や幅など・重さ・扱いやすさは必ず確認してください。

まとめ|「横になるのがつらい」と感じ始めたら、三角枕は一度検討してもよい選択肢

私は卸売の立場でエムールの寝具を見てきましたが、
国内外を問わず使われているという印象があります。

三角枕は角度が固定されているものが多い中で、
エムールのように角度を変えられるタイプは、体調や好みに合わせやすく、
またカバーが洗えるという点でも、高齢者向きの要素があると感じました。

三角枕は、誰にとっても必要な寝具というわけではありません。
ですが、

  • 咳や逆流性食道炎で、横になるとつらい
  • いびきや呼吸のしづらさで、途中で目が覚める
  • 鼻がつまって寝苦しい
  • 普通の枕では姿勢が安定しなくなってきた

こうした変化を感じ始めた方にとっては、
「体を少し起こして支える」という発想の三角枕は、現実的な選択肢だと思います。

実際、上半身を高くする姿勢については、
呼吸や逆流症状との関係を示した研究や、
生活習慣の工夫として紹介されている医療情報もあります。

もちろん、三角枕で症状が治るわけではありませんし、
角度やサイズが合わなければ、かえって眠りにくくなることもあります。

そのため、いきなり高価な寝具や介護ベッドに切り替える前に、
「どのくらい体を起こすと楽になるのか」を試して使ってみる、
という考え方は悪くないと感じました。

義母の場合は、角度を調整できる三角枕に変えたことで、
「咳が出ずに眠れる日が増えた」と話していました。
すべての人に当てはまるわけではありませんが、
同じような悩みを抱えている方が検討する価値はあると思います。

「最近、横になるのがつらくなってきた」
「今の寝具が合わなくなってきた気がする」

そう感じているなら、
一度、三角枕という選択肢を知っておくだけでも、
今後の寝具選びの参考になるはずです。

※本記事は個人の体験と公開情報をもとにした一般的な情報提供を目的としています。

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この記事を書いた人:ロック

 高齢の親を含め、身近に高齢者が多い環境で生活しています。
 数十年にわたり雑貨の卸売業に携わり、品質・安全性・使いやすさの視点で商品を見てきました。
 家族の実体験と公的・医療情報を参考にしながら、高齢者の暮らしに役立つ情報を発信しています。
 ※医療行為の代替を目的とした情報ではありません。

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