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こんにちは、ロックです。
高齢の親から、
「朝起きると腰が痛い」
「夜中に何度も目が覚める」
そんな話を聞くようになると、寝具のことが気になってきます。
高齢者向けのマットレスを調べてみると、
「硬めがいい」「柔らかい方が楽」
と、言っていることがバラバラで、余計に迷ってしまうことも。
一般的な寝具情報やメーカー公式の構造解説、
公的な健康情報を参考に調べるうちに、
硬め(寝返りがしやすい)+ 表面が柔らかい、
これがベストではないかということがわかりました。
結論から言うと、この条件を満たしているのが、NELLマットレスでした。
高齢者向けマットレスで本当に大切なのは、
身体が痛くならない、寝返りがしやすいということ。
同じ“硬め”に感じるマットレスでも、
構造が違えば、寝返りのしやすさや腰への負担は大きく変わります。
この記事では、
高齢者向けマットレスを選ぶ前に知っておきたい
「マットレスの種類ごとの違い」を、
できるだけ分かりやすく整理していきます。
まず知っておきたい|マットレスは大きく5種類ある
現在、市販されているマットレスは、
大きく分けると次の5種類に分類できます。
- ポケットコイル
- ボンネルコイル
- ウレタン(低反発・高反発)
- ファイバー
- ラテックス
まずは、それぞれの特徴をざっくり見ていきましょう。
※マットレスの分類は、一般的な寝具情報をもとに整理しています
① ポケットコイルマットレスの特徴

画像出典:NELL公式サイト
一番の特徴は、体を「点」で支える構造。
ポケットコイルは、
コイル(バネ)が1つずつ独立して袋に入っているマットレスです。
そのため、
- 体を点で支え、必要な部分が必要なだけ沈む
- 横揺れが少ない
という点が特徴です。
高齢者との相性
- 寝返りがしやすい
- 腰や背中の負担が分散されやすい
- 隣で寝ている人の動きが伝わりにくい
「高齢 マットレス」で悩む方に多い、
腰・寝返り・沈み込み問題と相性が良い構造です。
② ボンネルコイルマットレスの特徴
コイルが連結されていて、面で体を支えるタイプ。

画像出典:日本橋西川公式サイト
昔ながらのベッドマットレスに多い構造です。
メリット
• 硬めでしっかりした寝心地
• 通気性が比較的良い
注意点
• 体圧が一点に集中しやすい
• 腰や背中が痛くなる人も
高齢者向けマットレスとしては、
「硬すぎる」と感じるケースが出やすいのが正直なところです。
③ ウレタンマットレス(低反発・高反発)

画像出典:日本橋西川公式サイト
軽くて扱いやすいのが最大の特徴。
低反発ウレタン
- 包み込まれるような寝心地
- 体にフィットしやすい
ただし、高齢者の場合は
沈み込みすぎて寝返りがつらくなることも。
高反発ウレタン
- 反発力があり寝返りしやすい
- 軽くて移動しやすい
一方で、
耐久性やヘタりが早い商品も多いため、注意が必要です。
④ ファイバーマットレスの特徴

画像出典:日本橋西川公式サイト
丸洗いできて、通気性が抜群。
介護用ベッドや、
汗をかきやすい方に選ばれることが多いタイプです。
メリット
- 蒸れにくい
- 衛生的
デメリット
- 寝心地はかなり硬め
- 体圧分散は弱め
「高齢者 マットレス 硬さ」を重視する方でも、
硬すぎると感じる人が多い傾向があります。
⑤ ラテックスマットレスの特徴

画像出典:日本橋西川公式サイト
ゴム素材を使った弾力のあるマットレス。
特徴
- 反発力が高い
- 耐久性が高い
ただし、
- 重い
- ゴム特有のにおいが合わない人も
高齢者向けマットレスとしては、
好みがはっきり分かれるタイプです。
5種類を一目で比較|高齢者向けマットレス比較表
※この表は「高齢者向け」「高齢 マットレス」の視点でまとめています。
| 種類 | 寝返り | 体圧分散 | 硬さ | 通気 | 重さ | 相性 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ポケットコイル | ◎ | ◎ | 中〜やや硬 | ○ | 重 | ◎ |
| ボンネルコイル | ○ | △ | 硬 | ◎ | 重 | △ |
| 高反発ウレタン | ○ | ○ | 硬 | △ | 軽 | ○ |
| 低反発ウレタン | △ | ○ | 柔 | △ | 軽 | △ |
| ファイバー | △ | △ | 硬 | ◎ | 軽 | △ |
| ラテックス | ○ | ○ | 反発強 | ○ | 重 | △ |
※ ◎=非常に良い / ○=問題なし / △=注意
➤NELLを選んだ理由と判断プロセス、使用中マットレスの処分方法の記事はこちら
結論|高齢者向けマットレスで失敗しにくいのは?
高齢者のベッドマット(マットレス)の選択には、適度な硬さ(反発力)による寝返りのしやすさと、
体圧分散性がとても重要です。
体圧分散性が低いと、頭や腰などの出っ張った部分に負荷が集中してしまい、
血流が滞りやすくなる可能性があります。

厚生労働省の健康情報でも、
高齢者は同じ姿勢が続くことで
身体への負担がかかりやすいことが指摘されています。
そのため、自然に寝返りが打てる環境を整えることが
重要だとされています。
適度な硬さ+体圧分散性、
その条件を構造的に満たしやすいのが
ポケットコイルマットレス
という結論になります。
NELLマットレスのポケットコイルは、ポケットコイルの上下をウレタンで挟んだ構造なので、
硬めのマットレスだから体が接してる部分が痛いということも少ないと思います。
つまり、冒頭で述べた、
硬め(寝返りがしやすい)+ 表面が柔らかい
を満たしていると思います。
もちろん、マットレスの硬さの好みは人それぞれです。
ただ、構造を理解したうえで選ぶことで、失敗の確率は確実に下げられます。
しかしデメリットも・・・
高密度のポケットコイルには、
重い・通気性が悪いという構造上のデメリットもあります。

NELLのマットレスは、
薄いウレタンと不織布を交互に重ねる13層構造で通気性に配慮した構造です。
ただしNELL公式のQ&Aでも『すのこ推奨』と明記されています。
Q:マットレスの下はどんなベッドフレームを使用すれば良いですか?
A:どんなベッドフレームでもご使用いただけますが、通気性を確保するために「すのこタイプ」のベッドフレームのご使用をおすすめします。
また、床からできる限り離してご使用いただくことで清潔かつ快適にご使用いただけます。
(スノコの間は7cm以内、床から7cm以上の高さが理想的です)
曲がった薄い板を使用したベッドフレームではマットレスが不安定になり、ダメージを受ける可能性がありますのでご注意ください。
※万が一、直置きでご使用される場合は、月に2回ほどマットレスを立てかけていただくことをお願いしております。
NELLのマットレスは上下どちらでも使える構造になっていますので、
定期的に上下ひっくり返して使用した方が良いかと思いますが、
高齢者にこれはなかなか難しいです。
重いというデメリットもありますので、
可能であれば「すのこタイプ」のベッドフレームのご使用をおすすめします。
親の場合は元々使用していたベッドがすのこタイプで助かりました(笑)。
➤関連:NELLの悪い口コミを分析して、それでも選んだ理由
まとめ|高齢者のマットレス選びは「硬さ」より「構造」が大事
高齢者向けのマットレスは、「硬めがいい」「柔らかい方が楽」と意見が分かれて迷いがちです。
でも実際に大切なのは、硬さそのものよりも中身の構造。構造が違えば、寝返りのしやすさや体圧のかかり方が大きく変わります。
- 高齢者は寝返りのしやすさ(反発力)と体圧分散が特に重要
- この条件を満たしやすい構造はポケットコイル
- 一方で、高密度ポケットコイルは重い/湿気対策が必要というデメリットもある
そのため、NELLのようなポケットコイル系を選ぶなら、公式でも推奨されている通り「すのこタイプのベッドフレーム」で通気性を確保するのが安心です。直置きする場合は、湿気対策として定期的に立てかけるなどのお手入れも必要になります。
まとめると、「寝返りしやすい硬さ(反発力)+体圧分散」を軸に、生活環境(すのこ有無・搬入や手入れのしやすさ)まで含めて選ぶと失敗しにくいです。
NELLマットレスを導入しているホテルも各地にありますので、
機会があれば宿泊して、体感してから検討するのも良いかもしれません。


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